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【法令編】屋外広告士試験対策 ⑩罰則

屋外広告士試験対策の記事は、ブログ主が屋外広告士試験の勉強をしながら、重要だと思う点を抜き出してまとめています。

間違って解釈している場合や、要約しているために元の内容と差異がある場合があります。

また、屋外広告士試験の合格を保証するものではありません。

以上のことを踏まえてお読み下さい。

屋外広告物法や屋外広告物ガイドライン(案)では、法や条例などに違反した場合の罰則を定めています。

罰則に関しては、試験に出やすいところなのでしっかりと覚えておきましょう。

特に罪を犯した場合の最大が懲役なのか罰金なのか過料なのかというのがポイントになります。

罰金と過料は違反者がお金を払うことは同じです。しかし罰金には前科が、過料には前科がつかないという大きな違いがあります。

屋外広告物法 第30条~第33条 罰則

第30条から第33条は、広告主や管理者、屋外広告業者の罰則ではなく、いずれも登録試験機関に関する罰則を定めたものです。

あまり試験には出ないところなので簡単に解説します。

屋外広告物法

第30条 第18条第1項の規定に違反した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

第31条 第25条第2項の規定による試験事務の停止の命令に違反したときは、その違反行為をした登録試験期間の役員又は職員は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

第32条 次の各号のいずれかに該当するときは、その違反行為をした登録試験機関の役員又は職員は、30万円以下の罰金に処する。

一 第21条の規定に違反し帳簿を備えず、帳簿に記載せず、若しくは帳簿に虚偽の記載をし、又は帳簿を保存しなかつたとき。

二 第23条第1項の規定による報告を求められて、報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避したとき。

三 第24条第1項の規定による検査をうけないで、試験事務の全部を廃止したとき。

第33条 第20条第1項の規定に違反して財務諸表等を備えて置かず、財務諸表等に記載すべき事項を記載せず、若しくは虚偽の記載をし、又は正当な理由がないのに同条第2項各号の規定による請求を拒んだ者は、20万円以下の過料に処する。

登録試験機関の罰則まとめ

屋外広告物法違反内容罰則
第30条第18条第1項
(秘密保持義務)
1年以下の懲役
又は100万円以下の罰金
第31条 第25条第2項
(登録の取消し)
1年以下の懲役
又は100万円以下の罰金
第32条第21条
(帳簿の管理など)
30万円以下の罰金
第32条第23条
(報告や検査)
30万円以下の罰金
第32条第24条
(試験事務の休廃止の許可)
30万円以下の罰金
第33条第20条
(財務諸表等の管理など)
20万円以下の過料

屋外広告物法 第34条 屋外広告物法違反

屋外広告物法

第34条 第3条から第5条まで及び第7条第1項の規定に基づく条例には、罰金又は過料のみを科する規定を設けることができる。

対象となる法は?

第3条 禁止地域など
第4条 広告物の表示の制限
第5条 広告物の表示方法の基準
第7条第1項 違反に対する措置

では、罰金または過料の額というのは最大いくらまでになるのでしょうか。

屋外広告物法第34条は、地方自治法第14条第3項の中の「特別の定め」になります。そのため、屋外広告物法に基づく条例に違反した場合の最大の罰金の額は100万円以下、過料は5万円以下となります。

また、屋外広告物法第9条に定められた屋外広告業の登録制度に関することは、第34には含まれないため、地方自治法第14条第3項が適用されます。

そのため、屋外広告物第9条に違反した場合には、2年以下の懲役を科することもできます。


ここから先は屋外広告物ガイドライン(案)の内容です。


屋外広告物ガイドライン(案) 第35条の2 屋外広告業違反

屋外広告物ガイドライン(案)

第35条の2 次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

一 第30条第1項又は第3項の規定に違反して登録を受けないで屋外広告業を営んだ者

二 不正の手段により第30条第1項又は第3項の登録を受けた者

三 第33条の2第1項の規定による営業の停止の命令に違反した者

屋外広告業の条例に違反した場合には、罰金だけではなく懲役に処される場合もあります。

おさらい

第30条第1項
屋外広告業を営もうとする者は、知事の登録を受けなければならない。

第30条第3項
登録の有効期間の満了後に引き続き屋外広告業を営もうとする者は、更新の登録を受けなければならない。

第33条の2第1項
知事は不正な手段で屋外広告業の登録等を受けた者に対し、営業の全部若しくは一部の停止を命じることができる。

知事の登録を受けずに屋外広告業を営んだり、更新手続きをしなかったり、営業停止命令を受けているのにそれに応じなかった場合、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金

屋外広告物ガイドライン(案) 第36条 措置命令違反

屋外広告物ガイドライン(案)

第36条 第23条第1項の規定による知事の命令に違反した者は、50万円以下の罰金に処する。

おさらい

第23条第1項
知事は、条例に違反した広告物等について管理者に対し、5日以上の期限を定め、必要な措置を命ずることができる。

知事の措置命令に違反した場合は50万円以下の罰金

屋外広告物ガイドライン(案) 第37条 違反広告物など

屋外広告物ガイドライン(案)

第37条 次の各号のいずれかに該当する者は、30万円以下の罰金に処する。

一 第3条から第7条までの規定に違反して広告物又は掲出物件を表示し、又は設置した者

二 第16条の規定に違反して広告物又は掲出物件を変更し、又は改造した者

三 第20条第1項の規定に違反して広告物又は掲出物件を除却しなかつた者

四 第30条の5第1項の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をした者

五 第32条第1項の規定に違反して業務主任者を選任しなかった者

おさらい

第3条
禁止地域

第4条
指定場所から展望できる広告物の禁止

第5条
禁止物件

第6条
許可地域

第7条
指定場所から展望できる広告物の許可

第16条
既に許可を受けた広告物等を変更・改造する場合は知事の許可等を受けなければならない。

第20条第1項
許可の期間が満了したり、取り消されたり、設置の必要性が無くなった広告物等は遅滞なく除却しなければならない。

第30条の5第1項
屋外広告業者は、登録の内容に変更があった場合、30日以内に知事に届け出なければならない。

第32条第1項
屋外広告業者は、営業所ごとに業務主任者を選任しなければならない。

広告物の禁止や許可制度に違反したり、除却の義務を怠ったり、屋外広告業の変更の届出をしなかったり、業務主任者を選任しなかった場合、30万円以下の罰金

屋外広告物ガイドライン(案) 第38条 報告違反

屋外広告物ガイドライン(案)

第38条 次の各号のいずれかに該当する者は、20万円以下の罰金に処する。

一 第24条第1項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者

二 第33条の4第1項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をした者

おさらい

第24条第1項
知事は設置者・管理者に対して広告物等の報告や資料の提出を求めたり、土地や建物に立ち入り検査をすることができる。

第33条の4第1項
知事は屋外広告業者に対し、営業の報告を求めたり、営業所に立ち入り帳簿や書類などを検査したり、関係者に質問することができる。

広告物や屋外広告業などの資料提出や立ち入り検査の際に、拒んだり虚偽の報告をした場合には20万円以下の罰金

屋外広告物ガイドライン(案) 第39条 両罰規定

両罰規定とは?

法人に所属する役員や従業員が、その法人の業務の一環で違反行為を行なった場合、個人だけではなく法人も併せて罰せられる規定のこと。

屋外広告物ガイドライン(案)

第39条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者は、その法人又は人の業務に関して第35条の2から前条までの違反行為をした場合において、行為者を罰するほか、その法人又は人に対し、各本条の罰金刑を科する。

これまで解説した罰則は、違反した当人だけではなく、その法人または人にについても罰金刑が科せられる。

屋外広告物ガイドライン(案)

第39条の2 次の各号のいずれかに該当する者は、5万円以下の過料に処する。

一 第30条の7第1項の規定による届出を怠った者

二 第32条の2の規定による標識を掲げない者

三 第32条の3の規定に違反して帳簿を備えず、帳簿に記載せず、若しくは虚偽の記載をし、又は帳簿を保存しなかった者

おさらい

第30条の7第1項
・屋外広告業者が死亡したり、法人が合併・消滅などをした場合30日以内にその旨を知事に届け出なければならない。

第32条の2
・屋外広告業者は、営業所ごとの公衆の見やすい場所に、規則で定める事項を記載した標識を掲げなければならない。

第32条の3
・屋外広告業者は、営業所ごとに帳簿を備え、規則で定める内容を記載し、帳簿を保存しなければならない。

屋外広告業の廃業届を出さなかったり、標識を掲げなかったり、帳簿を適切に管理していなかった場合は5万円以下の過料

参考文献

参考文献1:屋外広告の知識 法令編 第五次改訂版(㈱ぎょうせい発行)
参考文献2:屋外広告の知識 デザイン編 第四次改訂版(㈱ぎょうせい発行)
参考文献3:屋外広告の知識 設計・施工編(㈱ぎょうせい発行)
参考文献4:屋外広告士試験問題集<令和元年度版>(一般社団法人屋外広告業団体連合会発行)

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